交わることのない、もろく儚い魂を、互いに惹かれながら交わそうとした、淡い大人の純愛韓国映画「青い塩」。

主演は、「パラサイト 半地下の家族」で15年ぶりに「私の頭の中の消しゴム」を抜いて、日本国内における韓国映画歴代1位となった事でも知られる、名優ソン・ガンホ。

 


もう代表作を数えると切りがないですが(笑)今回はいつも人間臭さを多少封印して、珍しく男性フェロモンを醸し出しております。

 

それでも、やっぱりソン・ガンホですが(笑)

相手役のシン・セギョンも逆らえない過去を背負いつつ、懸命に生きようとする女性を、時に無謀に、時に潤しく演じております。

 


展開的には難しいこともなく、純粋に名優ソン・ガンホの演技に感情移入出来て、観やすかったです。

 

名匠「イルマーレ」のイ・ヒョンスン監督が11年ぶりに描いた作品で美しい映像美も見所です。

 

 

受け入れることでしか表現出来ない、大人の純愛の形を、懐の深い演技と、揺れ動く乙女心が奏でるラブストーリーです。

 

「サスペンス・ドラマ」と紹介されている所もありますが、違う気がするなー(苦笑)


観ていない方は是非どうぞ。

評価:★★★☆☆

2011年製作/122分/G/韓国
原題:Hindsight
配給:CJ Entertainment Japan

 


 

 

 

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