その見えない敵に怯えて、私達は現在ただただ受け身の中で時間を過ごさなくてはいけません。
映画「コンテイジョン」が今ヒットする理由
■9年前の映画がランキングトップに
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200410-00342907-toyo-sociここのところNetflixの人気映画ランキング「今日のTOP 10リスト」の1位を走り続けている作品があります。 「恐怖は、ウイルスより早く感染する」がキャッチフレーズのアメリカ映画『コンテイジョン』です。BBCの人気映画コーナー「BBC Talking Movies」でも特集が組まれ、2011年公開映画が日本のみならず世界で再注目されています。
4/10(金) 16:01配信
世界保健機関(WHO)やアメリカ疾病対策センター(CDC)も登場し、「人は1日に2000~3000回も顔を触り、起きているときには1分間に3~5回顔に触る」とまるでニュースの中のコメントの様なシーンも多数。
マット・デイモン、ジュード・ロウ、ローレンス・フィッシュバーン、マリオン・コティヤールなど本当に豪華な俳優陣に加えて
単なる映画としては地味めかもしれない脚本が、今となっては一層の現実感を増して、これはどこまでが映画なのか?と久しぶりに困惑するほどのリアル感の連続です。
感染爆発の裏で、医療現場で必死で戦っている人々にスポットを当てて丁寧に描かれた、そして、今後さらに感染が広がったとしても、現実の私たちは決して、映画の中のように恐怖やデマに駆られて、取り返しのつかない行動をしないためにも、自戒の意味を込めて、まさに、今観るべき作品だと思います。
見てない方は是非どうぞ。
コンテイジョン 評価:★★★★☆
2011年製作/106分/G/アメリカ
原題:Contagion
配給:ワーナー・ブラザース映画